2022/06/16
血便は大きな病気のサインかもしれません
排便時に便に血がついていることがあり、多くの方は痔と思われると思います。
少量の血便であっても、何らかの病気が潜んでいる可能性があります。
痔や裂肛などの軽度の症状が多いですが、大腸がん、直腸がんなどの大きな病気の場合もありますので、症状を放っておかずまずはクリニックを受診しましょう。
【血便の種類】
・鮮血便…主に肛門・直腸から出血します。
考えられる疾患|痔、裂肛、直腸がん、直腸ポリープなど
・黒色便…血液中の鉄分が吸収され便が黒くなり、主に胃・十二指腸潰瘍・小腸から出血します。
考えられる疾患|胃潰瘍、十二指腸潰瘍、小腸潰瘍、小腸腫瘍など
・暗赤色便…途中で便に血が混じり、大腸の奥の方から出血します。
考えられる疾患|大腸憩室出血、大腸炎、メッケル憩室出血、小腸潰瘍など
・潜血便…肉眼では分からず検査によって便中の血液が検出されます。
考えられる疾患|痔、裂肛、大腸がん、直腸がん、ポリープなど
当院では大腸内視鏡検査、吐き気の少ない経鼻内視鏡検査(鼻から入れる胃カメラ)など各種検査が行えます。
気になる症状がありましたら、早めに受診しましょう。
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診療内容:消化器内科・外科・肛門外科・内科