2018/09/13
外痔核(イボ痔)かなと思ったら
夏から秋に移り、過ごしやすい気温の日も増えてきました。
朝晩は肌寒く感じることもあります。
冷えで血行が悪くなる季節は、痔疾患にかかりやすくなります。
今回は、外痔核(イボ痔)についてです。
「痔(ぢ)」は、日本人口の1/3が煩っていると言われ、男女問わず身近な病気です。
痔の中でもっとも多く、痔疾患の約半数を占めるのが「痔核」です。
できる場所によって、外痔核と内痔核に分かれ、肛門付近の皮膚にできたイボ痔を外痔核といいます。
腫れて激しく痛むことが多いですが、出血は少ないことが特徴です。
また、急に腫れる外痔核の代表に「血栓性外痔核」があります。
便秘や下痢、飲酒などをきっかけに急激に肛門縁付近の血流が悪くなり、血管の中で固まり血栓となってしまった状態です。
外痔核治療は、食生活や排便習慣などのライフスタイルを改善して痔の症状を悪化させないようにする、生活療法が中心です。
また補助的に薬物療法も行います。
ひとりで悩まず、まずは診察を受けるところから一緒に治していきましょう。
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診療内容:消化器内科・外科・肛門外科・内科